科学ニュース速報

「科学ニュース」をまとめています

2016年10月

1: 白夜φ ★@\(^o^)/ 2016/10/23(日) 01:14:29.08 ID:CAP_USER
火星無人機、激突し爆発 時速300キロか、画像公開

【ワシントン共同】火星への着陸を試みた欧州宇宙機関(ESA)の無人機「スキャパレリ」が火星表面に落下してできたとみられる痕跡の画像を、米航空宇宙局(NASA)が21日、公開した。
ESAは画像から「高度2~4キロからは減速の手段を失って落下し、時速300キロ以上で表面に激突、爆発した」と分析した。
 
ESAなどによると痕跡は縦15m、横40m程度の楕円形。着陸時に速度を落とすために使ったパラシュートとみられる白い物体は、1キロ程度離れた場所に落ちていた。
 
NASAは、無人探査機で上空から観測、スキャパレリの着陸目標地点から西へ約5.4キロで痕跡を発見した。

▽引用元:共同通信 2016/10/22 08:4210/22 08:45updated
http://this.kiji.is/162343227328579066

画像URL:
欧州宇宙機関の無人機「スキャパレリ」が火星表面に激突してできたとみられる痕跡(左上の黒い点)。
右下の白い点はパラシュートとみられる(NASA提供・共同)
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▽関連:ESA
Mars Reconnaissance Orbiter view of Schiaparelli landing site
http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/ExoMars/Mars_Reconnaissance_Orbiter_views_Schiaparelli_landing_site
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引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1477152869/

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1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2016/10/22(土) 12:09:58.75 ID:CAP_USER
共同発表:光を使って難問を解く新しい量子計算原理を実現
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20161021/index.html

ポイント
測定フィードバックによる波束の収縮によりトリガーされる相転移注1)を動作原理とする新たな量子計算スキームを提案。
全結合を施した光パラメトリック発振器群を用いて、この新しい計算機「量子ニューラルネットワーク」を実現。
ノード数2,000の組合せ最適化問題の解探索に成功し、現代コンピュータを凌駕する性能を実証。
計算創薬、通信ネットワークの最適化、圧縮センシング、深層学習など、実社会における組合せ最適化問題への適用が今後期待される。


内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の山本 喜久 プログラム・マネージャーの研究開発プログラムの一環として、日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鵜浦 博夫 以下、NTT) NTT物性科学基礎研究所 量子光制御研究グループの武居 弘樹 主幹研究員、稲垣 卓弘 研究員らのグループと、情報・システム研究機構 国立情報学研究所(東京都千代田区、所長 喜連川 優 以下、NII)情報学プリンシプル研究系の宇都宮 聖子 准教授、Peter McMahon 研究員らのグループは、現代コンピュータでは効率よく解くことが困難とされている組合せ最適化問題の解を高速に求める「量子ニューラルネットワーク」を実現しました。

インターネット、電力ネット、センサネットなど、社会を構成する様々なネットワークが大規模化・複雑化する現在、リソースの最適化が重要な課題となっています。
これらの課題の多くは組合せ最適化問題と呼ばれる、現代コンピュータが苦手とする数学的問題に帰着することが知られています。
量子ニューラルネットワークは、光パラメトリック発振器と呼ばれる新型レーザの発振振幅を用いてスピン注2)を表した時、相互作用する多数のスピンが全体のエネルギーを最低とするようなスピン配列で発振する現象を利用して、組合せ最適化問題の解を探索するものです。今回、各光パラメトリック発振器の振幅を光ホモダイン検波器で測定し、得た情報を帰還する「量子測定フィードバック」を実装することで、全ての光パラメトリック発振器間の結合が可能な量子ニューラルネットワークを実現しました。
これにより、最大2,000ノード・200万結合の大規模組合せ最適化問題の解探索に成功し、現代コンピュータ上で動作する既存アルゴリズムを凌駕する性能を示しました。
今後、創薬、無線通信、圧縮センシング、深層学習といった実社会の様々な組合せ最適化問題への本成果の適用が期待されます。

本研究は、NIIの河原林 健一 教授、東京大学の合原 一幸 教授、大阪大学の井上 恭 教授、スタンフォード大学のMartin Fejer 教授の研究グループと共同で行ったものです。本研究成果を記述した2編の論文は、2016年10月20日13時(米国東部標準時)発行の米国の科学誌「Science」のオンライン速報版で同時に公開されます。

(以下略)

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1477105798/
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1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2016/10/22(土) 09:21:22.75 ID:CAP_USER
爆発寸前、謎の連星で数百万度の「風」を観測 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/102100399/
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私が生きている間に超新星爆発を起こしそうな星を1つ挙げろと言われたら、オリオン座の赤色巨星ベテルギウスか、りゅうこつ座のイータ・カリーナ(りゅうこつ座イータ)を選ぶだろう。
イータ・カリーナは、全天で最大クラスの非常に変わった恒星だ。

米国西海岸の我が家から見るならベテルギウスの方が都合がいいが、イータ・カリーナの超新星爆発の規模は桁違いで、南半球では日中でも見えるだろうと言われている。
(参考記事:「宇宙の時限爆弾、イータ・カリーナ」)

イータ・カリーナの超新星爆発の時期が間近に迫っているのは明らかだが、正確なところは分からない。運が良ければ今日にも爆発するかもしれないし、1万年も待たされるかもしれない。もしかすると、もう爆発してしまっているのかもしれない。
イータ・カリーナは地球から7500光年ほど離れているため、数千年前の爆発の光が、まだ地球に届いていないだけという可能性はある。
(参考記事:「歴史上最も明るい超新星爆発の記録を新たに発見」)

10月19日、欧州宇宙機関(ESO)の科学者らはチリの超大型望遠鏡(VLT)を使って、イータ・カリーナの詳細な観測に成功したと発表した。

イータ・カリーナについて説明しようとすると、大げさな言葉ばかりを使うことになる。
この星は、地球から比較的近くにある天体のなかでは最も明るく、最も重い。
実は1つの星ではなく、太陽よりもはるかに大きい2つの星からなる連星系だ。主星は太陽の90倍以上の質量があり、ざっと500万倍の明るさだ。この巨大な主星のまわりを、太陽の30倍の質量をもつ伴星が公転している。
これだけ大きな伴星なのに、主星の輝きに圧倒されて、1996年まで誰もその存在に気づかなかった。

5年半に一度、伴星が主星に非常に近いところをかすめるときに、両方の星から物質が激しく吹き出し、星間空間は混沌とした状況になる。恒星風と呼ばれるこの風の速度は時速960万km以上になる。(参考記事:「時速420万キロ、宇宙最速の星を発見」)

イータ・カリーナは塵でできた巨大なイータ・カリーナ星雲に包まれているため、激しいダンスを繰り広げる連星を地球から見ることはできない。


崖っぷちの連星系

イータ・カリーナ星雲の中には、比較的最近になって発見された人形星雲もある。
(参考記事:「イータ・カリーナ、人形星雲の謎解明へ」)

1800年代、イータ・カリーナでは何度も爆発が観測され、一時は南天で最も明るく輝く星になった。この爆発によりガスと塵の巨大な雲が宇宙空間に広がり、1世紀以上が経過した今日でも、爆発の際に発生した“光のエコー”が研究されている。
(参考記事:「150年前の恒星爆発、反射光を初観測」)

イータ・カリーナが次にいつ爆発するのか、どれほど巨大な爆発になるのかは分からないが、連星はぎりぎりのところで安定を保っている。ドイツ、マックス・プランク電波天文学研究所のゲルト・バイゲルト氏が率いる科学者チームは、最近、VLTをイータ・カリーナに向けて、連星の間の領域を詳しく観測した。

この星間領域は比較的狭いため、詳細に観測するには4基の望遠鏡を組み合わせて使う必要があった。この観測で、イータ・カリーナの2つの星から吹き出す恒星風どうしが猛スピードで衝突し、両者の間の領域を数百万度まで加熱していることが明らかになった。
また、粒子の衝突によって強烈なX線が生成し、説明のつかない奇妙な放射パターンを作り出していることも分かった。
(参考記事:「白色矮星が赤色矮星を「攻撃」、奇妙な連星を発見」)

さらに、恒星風どうしの激突によってできた、予想外の扇形の構造も発見された。

イータ・カリーナの連星系については未解明の点が多く、天文学者たちは、超新星爆発が起きてすべてが消滅してしまう前に謎を解いてしまいたいと願っている。
その超新星爆発は非常に見ごたえがあるものになるだろうが、地球上の生命を危険にさらすおそれはないので、頭上を気にする必要はない。

壮麗な天体ショーの始まりを、首を長くして待っていよう。

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1477095682/
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