科学ニュース速報

「科学ニュース」をまとめています

2018年06月

1: \(^o^)/ 2018/06/26(火) 17:54:42.45 ID:CAP_USER
マックスプランク・プラズマ物理学研究所が開発するヘリカル型核融合実験炉
「Wendelstein 7-X(ヴェンデルシュタイン7-X)」が、より高温でより高密度のプラズマ生成し、より長いパルス長を実現した点でテラレーター型核融合炉の世界記録を達成しました。
究極の発電技術である核融合発電の実現に向けて、とても良好なスタートを切ったとのことです。

Magnetic configuration effects on the Wendelstein 7-X stellarator | Nature Physics
https://www.nature.com/articles/s41567-018-0141-9

Wendelstein 7-X achieves world record | Max-Planck-Institut für Plasmaphysik
http://www.ipp.mpg.de/4413312/04_18

2015年・2016年の最初の試験フェーズを経た後、ヴェンデルシュタイン7-Xのプラズマ容器の内壁に「グラファイトタイル」による保護壁が設置されました。
この被膜によって、より高温で長時間のプラズマ放電が可能になりました。
タイルで覆われた内壁はねじれ構造を持つことで、プラズマリングの端の衝突を避けることで保護力が高まっているとのこと。

初期フェーズでは最大6秒だったパルス長は、現時点で最大26秒にまで延長されており、75メガジュールの熱エネルギーをプラズマに供給できているとのこと。
長時間のプラズマ生成はダイバータがなかった初期フェーズに比べて18倍も高い熱エネルギーを供給できており、高いプラズマ密度の実現の前提条件が整いつつあります。この結果についてトーマス・サン・ペデルセン博士は、「保護壁の改良の結果は、非常に肯定的なものです」と述べています。

そして、好条件のプラズマ生成によって、イオン温度は4000万度、イオン密度は1立方メートルあたり800京(0.8×10の20乗)個で、融合生成物としては600予(6×10の26乗)K・s/m³の世界記録を達成。
ベデルセン博士によると、ヴェンデルシュタイン7-Xのサイズの装置によって現実的な条件下で達成される結果としては素晴らしく価値の高いレベルだそうです。

ヴェンデルシュタイン7-Xについては2015年12月から2016年3月までの初期フェーズの実験データの評価が完了したことで、「最適化」策が効果を発揮することが証明されたとのこと。今後はより高い加熱力と高いプラズマ圧力の下での実験で、より正確かつ系統的な評価が行われる予定です。

no title

no title

GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20180626-wendelstein-7-x-world-record/

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1530003282/

続きを読む

1: \(^o^)/ 2018/06/26(火) 13:55:00.16 ID:CAP_USER
地球から何光年も離れた遠い宇宙のかなたには、地球と同じように生命が存在するのに適した環境を持つ惑星が存在します。
そういった惑星に向けて人間を送りこむ場合、人間の寿命が尽きる前に惑星に到達することは不可能であるため、多世代にわたった星間航行を行う必要性が出てきます。この多世代星間航行で何光年も離れた場所へ移動する場合、最低どれくらいの人員を宇宙船に乗せる必要があるのかを、Universe Todayが論じています。

What's the Minimum Number of People you Should Send in a Generational Ship to Proxima Centauri? - Universe Today
https://www.universetoday.com/139456/whats-the-minimum-number-of-people-you-should-send-in-a-generational-ship-to-proxima-centauri/

人類は実際に宇宙飛行が現実のものとなるはるか前から、人間を他の惑星に送ることを夢見てきました。
そして近年、生命が誕生するのに適した環境と考えられるハビタブルゾーンに位置する複数の惑星の存在が確認されています。
そんな中、NASAはこれらの惑星と同じくハビタブルゾーンに存在し、地球と同様に生命が存在する可能性が示唆されている惑星「プロキシマ・ケンタウリb」へ探査機を送る計画を打ち立てています。

プロキシマ・ケンタウリbのような地球から遠く離れた宇宙に存在する惑星に向けて人間を送る場合、果たして宇宙船には何人ほどの乗組員が搭乗する必要があるのでしょうか。
そんな疑問にメスを入れた、プロキシマ・ケンタウリbへの探査の旅に出るために必要最低限の乗組員の数を試算した論文が存在しています。

「プロキシマ・ケンタウリbへ向けた多世代宇宙旅行の為の最小限の乗組員を計算」と題された論文は、世界で最も古い宇宙支援組織である英国惑星間協会で発表されたもので、ストラスブール天文台で働く天体物理学者のフレデリック・マリン博士と、粒子物理学者のカミーユ・ベルフィ博士により執筆されたものです。

マリン博士とベルフィ博士は星間航行のために提案されているさまざまな概念を検討しています。
具体的には従来型のアプローチである「核パルス推進」や「核融合ロケット」から、「ブレークスルー・スターショット」や「ソーラー・プローブ・プラス」のような近未来的な推進システムまで考慮して数字が試算されています。

マリン博士は「何人ほどの乗組員が搭乗する必要があるのか?」について、「星間航行を行う際に利用可能な技術に完全に依存することになる」と述べています。
記事作成時点の2018年に宇宙船を作ろうとすれば、その飛行速度は最高でも秒速約200km程度にしかならないそうで、「そうなると宇宙を旅する時間は6300年にも及びます。もちろん、技術は時間と共に改善されており、実際の星間飛行プロジェクトが実現するまでに航行時間は630年ほどまでに短縮することが可能であると期待されています。ただし、これはまだ発明されていない技術に期待する投機的な見解です」とマリン博士は語っています。

これらの要素から、マリン博士とベルフィ博士はプロキシマ・ケンタウリbへ向けた星間航行時の飛行速度を秒速200km、移動にかかる時間を6300年に設定し、そのために必要な乗組員の最低人数をモンテカルロ法を用いた数値ソフトウェアで試算しています。

マリン博士らが作成した数値ソフトウェアは「HERITAGE」と命名されており、確率的なモンテカルロ法で生死に関するあらゆるランダム化シナリオをテストしています。
シミュレーションでは多世代にわたって星間航行を行うことになる乗組員が実際の宇宙旅行ではじき出すであろう統計値を考慮。
生物学的要因としては女性対男性の数、年齢、平均余命、出生率および乗組員の生殖期間が含まれており、他にも事故・災害・致命的な出来事および、それらによって影響を受けやすい乗組員の数といった極端な可能性についても考慮されています。

調査ではこういった要素を考慮した星間航行のシミュレーションが100回程度行われ、シミュレーションをもとに平均値をはじき出しています。
保守的な条件の下で潜在的に外惑星への多世代星間航海を成功させるためには、最低でも乗組員が「98人」必要であると試算されています。

no title

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180625-minimum-number-people-send-generational-ship/
続く)

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1529988900/

続きを読む

1: \(^o^)/ 2018/06/25(月) 22:30:24.87 ID:CAP_USER
竹中工務店と大和ハウス工業グループのフジタは25日、四足歩行ロボットをそれぞれの建設現場で利用する実証実験をしたと発表した。
ロボットが自動で現場を巡回し、カメラを活用して工事の進捗状況を管理したり、安全点検したりした。
両社は今後、センサーなどを搭載したユニット(組み合わせ)を開発し、平成31年夏の本格活用を目指す。

このロボットは、ソフトバンク傘下の米ロボット開発会社、ボストン・ダイナミクスの「スポットミニ」。

実証実験では、工事現場を自動巡回するロボットに搭載したカメラの映像を通し、技術者が離れた場所で安全などを確認した。

建設業界では技能労働者が高齢化し、人手不足が深刻化している。
現在は約330万人だが、37年度には216万人に落ち込むとの見方もある。
このため、施工現場を中心にロボットを導入する動きが相次ぐ。

こうした中、四足歩行ロボは悪路でもバランスを取りながら進むことができるのが特徴。
段差の多い工事現場でも“活躍”が期待できるため、労働時間の短縮や作業員の大幅な省人化に貢献しそうだ。

no title

■動画
ドアを開けて仲間も通す 米社開発の犬型ロボット https://youtu.be/QkymWjOv1Uc


The New SpotMini https://youtu.be/kgaO45SyaO4


SpotMini Autonomous Navigation https://youtu.be/Ve9kWX_KXus


産経ニュース
https://www.sankei.com/economy/news/180625/ecn1806250023-n1.html

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1529933424/

続きを読む

↑このページのトップヘ