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2018年06月

1: \(^o^)/ 2018/06/22(金) 20:02:37.19 ID:CAP_USER
天文学者の国際研究チームは、超大質量ブラックホールに近づきすぎた恒星が強い重力によってバラバラに引き裂かれる「潮汐破壊現象」を直接観測することに成功したと発表した。研究論文は科学誌「Science」に掲載された。

今回報告された潮汐破壊現象は、地球から約1億5000万光年先で衝突している2つの銀河のペア「Arp299」で起こったもの。Arp299のうちの一方の銀河の中心に存在すると考えられている超大質量ブラックホール(太陽の2000万倍超の質量)によって、ひとつの恒星(太陽の2倍以上の質量)が引き裂かれる様子を、世界各地の電波望遠鏡、赤外線望遠鏡を使って詳細に観測したとしている。

ブラックホール理論によれば、超大質量ブラックホールに近づいた恒星はブラックホールの重力によってその構成物質を引っ張りだされる。引っ張りだされた物質はブラックホールの周囲で回転する円盤を形成し、強いX線および可視光を放射するとされる。また回転極から外部に向かって光速に近い速度でジェット噴射される物質もあると考えられている。

ブラックホール周囲の回転円盤から噴射されるジェットの形成と成長過程を直接観測したのは今回が初めてのことであるという。報告された現象が最初に観測されたのは2005年のことで、それが超大質量ブラックホールによるものであると特定するまでに10年以上の月日がかかっている。

2005年1月30日、カナリア諸島にあるウィリアム・ハーシェル望遠鏡が、Arp299の一方の銀河中心部から放射される強い赤外線を最初に観測。同年7月17日には、米国のパラボラアンテナ群・超長基線アレイ(VLBA:Very Long Baseline Array)が同じ場所からの電波放射を観測した。

Arp299では恒星の爆発が多数起きており、「超新星工場」とも呼ばれている。2005年に観測された事象も、当初は超新星爆発によるものであると考えられた。

その後も、カナリア諸島の北欧光学望遠鏡、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡、欧州超長基線ネットワーク(EVN:European Very Long Baseline Network)、VLBA、その他世界各地の電波望遠鏡による観測が続けられた。多数の望遠鏡を用いることによって、観測データの解像度を上げることが可能になる。

2011年になって、電波放射が伸長していることがわかり、観測された事象が超新星爆発ではなくジェット噴流であることが確認された。研究チームは今回の論文で、ジェット噴流の伸長と減速の様子から、それが超大質量ブラックホールによるものであると結論した。

https://news.mynavi.jp/article/20180622-652565/

衝突中の銀河のペアArp299(左下)の中心部で起きている超大質量ブラックホールによる恒星の潮汐破壊現象とそれに伴うジェット噴流の想像図 (出所:マンチェスター大学)
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引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1529665357/

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1: \(^o^)/ 2018/06/22(金) 18:17:03.83 ID:CAP_USER
アルツハイマー病患者の脳には、そうでない人の脳と異なり、ヘルペスウイルスが多く見られることがわかったと、アメリカの研究グループが発表しました。
研究グループはウイルスが病気の発症に関わっていると見ていて、今後、治療法の開発につながる可能性があるとして注目されています。

アメリカのマウントサイナイ医科大学などのグループは、亡くなった人から提供された脳を調べ、アルツハイマー病との関わりを解析した結果を21日、科学雑誌「ニューロン」に発表しました。

それによりますと、脳の中に見られるウイルスの痕跡を調べた結果、アルツハイマー病だった人の脳には、そうでない人の脳と異なり、2種類のヘルペスウイルスの痕跡が多く見られることがわかったということです。
ヘルペスウイルスはほとんどの人が幼い時期に感染し、高熱や発疹を引き起こす原因にもなるものです。

研究グループは、このウイルスが脳の遺伝子に影響を与え、アルツハイマー病の発症や進行に関わっていると見ていて、今後、治療法の開発につながる可能性があるとして注目されています。

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NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180622/k10011490541000.html

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1529659023/

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1: \(^o^)/ 2018/06/22(金) 14:29:06.29 ID:CAP_USER
米国では、多剤耐性菌による腸炎の再発予防に腸内細菌叢の移植治療が承認され、
院内感染の拡大抑制に効果を上げた。
このほか、過敏性腸症候群、クローン病などの炎症性腸疾患に対する腸内細菌叢移植の研究も盛んだ。

さらに先月、アトピー性皮膚炎患者に健康な人の皮膚の常在菌を移植する治療法の試験結果が、米国立アレルギー・感染症研究所から報告された。

アトピー性皮膚炎患者の皮膚には「悪玉菌」の黄色ブドウ球菌が多く存在し、炎症やバリア機能の破綻に関与している。

研究グループは、健康な人の皮膚から「R.mucosa」と呼ばれる常在菌を採取し、
この細菌を添加した水溶液を作製。

まず、成人アトピー患者10人に依頼し、1週間に2回、合計6週間にわたり、肘の内側と自分で選んだ場所に霧吹きで細菌入り水溶液を噴霧してもらった。

さらに9~14歳の5人の小児患者に対し、今度は症状がある全ての場所への噴霧を12週間続けた後、噴霧回数を1日置きに増やし、さらに4週間継続してもらった。

その結果、成人患者10人のうち6人、小児患者の5人中4人で、皮疹などの症状が50%以上軽くなったのだ。
小児患者では、黄色ブドウ球菌の勢力の衰えも観察された。
一方で、副作用や合併症の報告はなかった。
試験終了後に、ステロイドの塗り薬の量を減らしたケースも報告されている。

また、今回の研究では、スキンケア用品に含まれるパラベンなどの防腐剤がR.mucosaの成長を邪魔することもわかった。
日々のケアで、常在菌のバランスを乱しては本末転倒だ。十分に注意したい。

研究者は「アトピー性皮膚炎患者の皮膚表面の常在菌は、善玉、悪玉のバランスが崩れ、悪玉菌が炎症や皮膚の乾燥を引き起こしている」とし、今後の研究次第で、皮膚常在菌のバランスを整える新しい治療法が開発できるという。
実現すれば、アトピー性皮膚炎に悩む人への福音になるはずだ。

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ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/172631

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1529645346/

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