1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 07:14:44.30 ID:???.net
産総研:相変化光メモリーの動作を超高速化するメカニズムを解明
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2015/pr20150925_2/pr20150925_2.html

図1 パルス対励起と期待される超高速相変化反応プロセス。(a) 第一励起パルス(P1)により、試料の状態を基底状態から励起状態に遷移させ、第二励起パルス(P2)により励起状態での相転移制御を行う。励起状態での構造変化のモニターは、プローブパルス(P3)により行う。なお、P1とP2の時間差(∆t)はマイケルソン干渉計により10 fsの精度で変化させることができる。
また、モニターするタイミングは、P2とP3パルス間の時間(τ)を変化させる。(b) パルス対励起で観測できる超高速相変化反応プロセスを表す。実験では、SET相(合金では結晶に対応)の状態からスタートし、RESET相(合金ではアモルファスに対応)への前駆反応プロセスを観測する。Ge原子は緑色、Te原子は橙色、Sb原子は紫色で示す。

図2 超格子構造のGeTe/Sb2Te3において得られたプローブ光の反射率変化。(下) 初期状態(SET相)において第一励起パルス(P1)なしで測定したものである。矢印はP2パルス照射の時間を示す。(b)時間間隔∆t = 290 fsで励起パルス対を試料に照射した際のコヒーレントフォノンの振幅増強の様子を示す。第二励起パルス(P2)照射直後の振動波形は、いったん振幅が増強されるが、その後、水色の帯で示すように1 ps程度経つと大きく減衰しており、励起状態では初期状態とは異なるコヒーレントフォノンに変化したことが分かる。

図3 コヒーレントフォノン信号をフーリエ変換して得られたフォノンスペクトル。(a) 励起パルス対を照射する前、試料は初期状態(SET相)にあり、このとき6配位状態のGeTe6に対応するフォノン周波数は3.48 THzであることが分かる。(b)励起パルス対を照射した場合。∆t=290 fsで励起パルス対を照射すると、もともと3.48 THzにあったピークは2つに分裂し、一方は高周波数側にブルーシフト(3.7 THz)し、もう一方は、低周波数側に大きくレッドシフト(2.55 THz)することが分かる。(c) フォノンスペクトルで観測された局所構造変化のモデル。励起パルス対を照射すると、励起状態になり、3配位(GeTe3:2.55 THz)と4配位(GeTe4:3.7 THz)の局所構造が出現すると考えられる。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2015/pr20150925_2/pr20150925_2.html

図1 パルス対励起と期待される超高速相変化反応プロセス。(a) 第一励起パルス(P1)により、試料の状態を基底状態から励起状態に遷移させ、第二励起パルス(P2)により励起状態での相転移制御を行う。励起状態での構造変化のモニターは、プローブパルス(P3)により行う。なお、P1とP2の時間差(∆t)はマイケルソン干渉計により10 fsの精度で変化させることができる。
また、モニターするタイミングは、P2とP3パルス間の時間(τ)を変化させる。(b) パルス対励起で観測できる超高速相変化反応プロセスを表す。実験では、SET相(合金では結晶に対応)の状態からスタートし、RESET相(合金ではアモルファスに対応)への前駆反応プロセスを観測する。Ge原子は緑色、Te原子は橙色、Sb原子は紫色で示す。

図2 超格子構造のGeTe/Sb2Te3において得られたプローブ光の反射率変化。(下) 初期状態(SET相)において第一励起パルス(P1)なしで測定したものである。矢印はP2パルス照射の時間を示す。(b)時間間隔∆t = 290 fsで励起パルス対を試料に照射した際のコヒーレントフォノンの振幅増強の様子を示す。第二励起パルス(P2)照射直後の振動波形は、いったん振幅が増強されるが、その後、水色の帯で示すように1 ps程度経つと大きく減衰しており、励起状態では初期状態とは異なるコヒーレントフォノンに変化したことが分かる。

図3 コヒーレントフォノン信号をフーリエ変換して得られたフォノンスペクトル。(a) 励起パルス対を照射する前、試料は初期状態(SET相)にあり、このとき6配位状態のGeTe6に対応するフォノン周波数は3.48 THzであることが分かる。(b)励起パルス対を照射した場合。∆t=290 fsで励起パルス対を照射すると、もともと3.48 THzにあったピークは2つに分裂し、一方は高周波数側にブルーシフト(3.7 THz)し、もう一方は、低周波数側に大きくレッドシフト(2.55 THz)することが分かる。(c) フォノンスペクトルで観測された局所構造変化のモデル。励起パルス対を照射すると、励起状態になり、3配位(GeTe3:2.55 THz)と4配位(GeTe4:3.7 THz)の局所構造が出現すると考えられる。
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1443219284/
2: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 07:15:02.13 ID:???.net
研究成果のポイント
?DVDやブルーレイディスクで使用されている記録材料のGe-Sb-Te超格子構造薄膜に、レーザー光を照射して一瞬でその局所構造を変化させ、その状態変化をストロボ測定することに成功しました。
?Ge-Sb-Te合金の状態変化との比較により、超格子構造における状態変化が、従来考えられていた熱的な反応過程ではなく、非熱的な反応過程であることを実証しました。
? 超高速で書き込み・消去が可能な相変化メモリーへの応用が期待されます。
国立大学法人筑波大学(以下「筑波大学」という)数理物質系の長谷宗明准教授および国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門の富永淳二首席研究員らのグループは、格子振動(フォノン)の振動振幅を約100 fs(フェムト秒、1000兆分の1秒)の精度で光操作する技術を開発し、現在使用されている記録型DVDや次世代の不揮発性固体メモリーとして期待されている相変化メモリーの記録材料において、ほんの1 ps(ピコ秒、1兆分の1秒)程度しか出現しない励起状態の観測に成功しました。
本研究グループは、超短パルスレーザー光をマイケルソン干渉計を応用して励起光パルス対を生成し、超格子型相変化メモリー用薄膜(GeTe/Sb2Te3超格子薄膜)に照射することにより、光学フォノン(周波数約3.5 THz)の選択的励起とフォノン振幅の増強に成功しました。また、この光学フォノンの選択的励起によって超格子構造中のTe原子を中心とした局所構造が、励起パルス対の照射後、約300 fsという極短時間で2種類の局所構造に変化してゆく過程を、コヒーレントフォノンスペクトルの時間変化を測定することにより世界で初めて観測しました。
今回観測された超高速相転移現象は、これまで考えられてきた熱的な転移過程ではなく、非熱的な転移過程であることを強く示唆しています。すなわち、相転移が熱伝導率に依存するのではなく、レーザーパルス対の時間間隔のみで制御できるという、全く新しい動作原理の超高速スイッチング相変化デバイスが可能になると期待されます。
本研究成果は、英国科学雑誌「Nature Communications」のオンライン版で公開されます。
(以下略)
?DVDやブルーレイディスクで使用されている記録材料のGe-Sb-Te超格子構造薄膜に、レーザー光を照射して一瞬でその局所構造を変化させ、その状態変化をストロボ測定することに成功しました。
?Ge-Sb-Te合金の状態変化との比較により、超格子構造における状態変化が、従来考えられていた熱的な反応過程ではなく、非熱的な反応過程であることを実証しました。
? 超高速で書き込み・消去が可能な相変化メモリーへの応用が期待されます。
国立大学法人筑波大学(以下「筑波大学」という)数理物質系の長谷宗明准教授および国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)ナノエレクトロニクス研究部門の富永淳二首席研究員らのグループは、格子振動(フォノン)の振動振幅を約100 fs(フェムト秒、1000兆分の1秒)の精度で光操作する技術を開発し、現在使用されている記録型DVDや次世代の不揮発性固体メモリーとして期待されている相変化メモリーの記録材料において、ほんの1 ps(ピコ秒、1兆分の1秒)程度しか出現しない励起状態の観測に成功しました。
本研究グループは、超短パルスレーザー光をマイケルソン干渉計を応用して励起光パルス対を生成し、超格子型相変化メモリー用薄膜(GeTe/Sb2Te3超格子薄膜)に照射することにより、光学フォノン(周波数約3.5 THz)の選択的励起とフォノン振幅の増強に成功しました。また、この光学フォノンの選択的励起によって超格子構造中のTe原子を中心とした局所構造が、励起パルス対の照射後、約300 fsという極短時間で2種類の局所構造に変化してゆく過程を、コヒーレントフォノンスペクトルの時間変化を測定することにより世界で初めて観測しました。
今回観測された超高速相転移現象は、これまで考えられてきた熱的な転移過程ではなく、非熱的な転移過程であることを強く示唆しています。すなわち、相転移が熱伝導率に依存するのではなく、レーザーパルス対の時間間隔のみで制御できるという、全く新しい動作原理の超高速スイッチング相変化デバイスが可能になると期待されます。
本研究成果は、英国科学雑誌「Nature Communications」のオンライン版で公開されます。
(以下略)
4: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 07:32:53.22 ID:Do2XyDFA.net
またノーベル賞か
5: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 07:49:18.76 ID:K56jStty.net
昔に比べたらもう光メディア全然使わなくなった今
6: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 08:25:05.90 ID:cQcoQaBo.net
いまさらMD関連技術語られても・・・。
9: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 15:03:54.38 ID:QPJqyB+v.net
>>6
いまどきGSTは相変化メモリとして携帯にのるのよ。
いまどきGSTは相変化メモリとして携帯にのるのよ。
7: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 08:40:41.28 ID:vupoZ2lz.net
最初の段階の光変動を観測した → できた
連続して観測が → できない
連続して観測が → できない
8: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 14:39:15.41 ID:aba7Gs+T.net
マイケルソン干渉計でダブルパルスを作ったんだったら
1発目と2発目との位相差ってパルス間隔を変化させたら変化しちゃうよね
この手の超高速現象ってCEOの効果って無視できないんじゃないの
1発目と2発目との位相差ってパルス間隔を変化させたら変化しちゃうよね
この手の超高速現象ってCEOの効果って無視できないんじゃないの
10: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/26(土) 23:38:45.48 ID:g6dnuCsD.net
BD-RAMは結局登場しなかったな
HVDも会社解散しちゃったし
記録装置も記録媒体も巨大で遺物感が漂いだしてるから、光学メディアは
もうだめじゃないの・・・。
HVDも会社解散しちゃったし
記録装置も記録媒体も巨大で遺物感が漂いだしてるから、光学メディアは
もうだめじゃないの・・・。
11: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 00:28:55.78 ID:Wlj/knbx.net
どのくらいか知らんけどHDD並に速けりゃ復権あるかもねフラッシュメモリーとか遅いし
15: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 10:53:49.45 ID:2LR8zPOI.net
未だにこんな段階なのかSSDに相変化メモリが乗って1GB50円で買えるのはまっだまだ先だな・・・
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