1: \(^o^)/ 2019/04/26(金) 20:38:14.62 ID:CAP_USER
何世紀もの時間の隔たりが、一瞬にして消える。まさにそんな体験だった。英国ロンドン郊外にあるウィンザー城を訪れたときのことだ。 ここに来たのは、女王陛下のコレクションにあるレオナルド・ダ・ヴィンチの素描を見るためだ。背表紙は金箔で飾られ、染みがついて、すりきれた表紙にはイタリア語で「ポンペオ・レオーニの修復によるレオナルド・ダ・ヴィンチの素描集」と標題が書かれていた。

レオーニはイタリア人彫刻家で、レオナルドの献身的な弟子だったフランチェスコ・メルツィの息子から膨大な紙束を譲り受け、少なくとも2冊にまとめた。レオーニがまとめたこの革装の冊子は、1690年までには英王室のコレクションに収まっていた。234枚の紙葉に記された素描やメモに、探究心旺盛なレオナルドの精神の遍歴を見てとれる。

植物学、地質学、建築、軍事工学、地図学、解剖学……。レオナルドは多岐にわたる疑問を解き明かそうと、インクとチョークと銀筆でスケッチを描き、文章をつづった。    

膨大な記述と素描が、天才的な頭脳の働きをあらわにする。それらが描かれた紙葉は合計で7000枚が現存し、ウィンザー城や欧州各国の図書館、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツのコレクションに収められている。

レオナルド没後500年に当たる今年、これらの紙葉も改めて脚光を浴びている。

■教科書よりもダ・ヴィンチの素描

アイルランドのリムリック大学医学部外科学教室の主任を務めるJ・カルビン・コフィーは、何年か前に驚くべき発見をした。レオナルドが1508年頃に描いた観察結果が、コフィーが実証しようとしていた仮説を裏づけていたのだ。

コフィーは大腸と小腸を後方の腹壁につなぎ留めている扇状の構造「腸間膜」を調べていた。1858年に解剖学の古典的テキスト『グレイの解剖学』が刊行されて以来、腸間膜は複数の独立した構造から成ると医学生は教わってきた。だがコフィーは大腸の手術を何度も手がけるうちに、腸間膜は一つの連続した器官ではないかと考えるようになった。

そして、この仮説を証明しようと、研究チームを率いてこの部位の解剖学的特徴を調べているうちに、連続した構造として腸間膜を描いたレオナルドの素描を見つけた。「心底驚きました。私たちが観察していた構造にぴったり当てはまる描写で、紛れもなく傑作です」

研究の概要をまとめた2015年の論文に、コフィーはレオナルドの素描を掲載し、「今ではダ・ヴィンチの解釈が正しかったことがわかっている」と、その功績をたたえた。腸間膜はひだが複雑に重なり合った構造になっているため、丸ごと取り出すのは非常に難しい。「現在でも、彼と同じようには解剖できない外科医がいるでしょう」とコフィーは言う。

no title


ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/041900241/

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1556278694/

スポンサーリンク
5: \(^o^)/ 2019/04/26(金) 21:12:40.76 ID:NCZD0SjA
正解もあったが、間違いもあった。

7: \(^o^)/ 2019/04/26(金) 21:33:31.03 ID:cGsCtEIf
優れた科学者は観察する能力が高いということか。俺ら普通の人も、何気ない日常をつぶさに
観察することで気づきが得られるかもしれない。

9: \(^o^)/ 2019/04/26(金) 22:21:16.56 ID:Zv6RdN3w
正確な絵を書くために死体の解剖までやってた変人やしね
そりゃ観察や描写への執着も凄かろうさ

13: \(^o^)/ 2019/04/26(金) 22:46:19.21 ID:++cTeZ+y
腸間膜は正しく1つにまとめて書いたが、大胸筋を複数に分けて書いてしまったレオナルド先生。

17: \(^o^)/ 2019/04/27(土) 04:13:27.37 ID:eFWvJ5mC
いまやいろいろな画像をインターネットで見られるけど
この時代をレオナルド・ダ・ヴィンチが見たら何を生みだしたんだろう

まあ、これだけ発展した時代は、同時に、ひとりであれもこれもやるのは無理な時代でもあるんだろうけど

スポンサーリンク